せわしなく魂ここに立つ最中銀河にトリップときの隔たり

話をしてくれるとてつもなく綺麗なお姉さんが大学2年の時に東日本大震災が起きたと聞いてめまいがした。夏のジリジリとしたコンクリからの熱の籠る庭で雑草を取っていた時の草木の生の匂いに目が回りそうになった時みたいな。

わたしは小6であった、卒業作文のようなものを書く時間だった。隣の席のちょっと気になる子と早々に書き終えることもなくダラダラしていたところまで大地震の結果的に覚えている。7年という時間の長さは中高過ごした時間より1年長いわけで、その隔たりが宇宙の星同士の間隔のように思えて話半分で上の空になった、一瞬で頭の中で数年分の記憶が引き戻される感じ。

 

自分より数段頭の切れる人の、本当に世の中を変えられる 変えている途中の話を聞いていると卒業発表、解散宣言を聞いているときのように頭の回転する途中がショートして水に浮かぶように何も聞こえない(耳に入っていない)状態になる。ジェットコースターのてっぺんから落ちる数瞬の半浮遊感がゆらゆらしておるような

 

 

ふふーんと今ふわふわしながら色々な職場をぐるぐるしているのでそこで話す人たち、働いている人に質問をする同い年くらいの地に足をつけた自分からみて具体的な道を闊歩している姿を見てあー見たくないものをついに見ているなあと思う。

少し興味をくすぐられて真剣に聞くと反対に自分の身体に築く傷の深度も上がっていく、これを夏休みにするのは怖かった。まだ何にでもなれるような気が、奥に見え隠れする才能や頭のちがいが、手に取って感じると戻って来れなくなりそうで。

時間にかまけてここまでようやく来れた、3年で大学なんて良いと思っていたけれどそんなことはなかった、と思う。瘴気に当てられてではないけれど、ご教示を得られた感じもする。ここ、からなのだろうかここ、までだろうか。賽の目は間違いなく投げられている