墓標

今年のまとめ、Celebrate(Red Velvet)とAngel(Little Simz)がトップでめちゃくちゃ嬉しかった。この3か月くらいずっと朝家から駅までの道でずっと聴いてるの

 

 

Celebrateの一番好きなところ、2番初めのイェリのパート

반대로 된 시침같이

逆行する短針のように


나 혼자만 또 시간을 되감지

わたし一人だけまた時間を巻き戻す

後ろのハイハット?が早回しで時を刻んでいる感じなのと、朝のシンとした空気にイェリの声はよく合うんだ、そこからウェンディの力強い声で現実に引き戻されるのもよい

 

Angelは全部とおして好きすぎて、一つ上げられないんだけど、強いて言えばどんどんボルテージがあがってくからラストの3バース目How you go against the same system you were colonised by?からが好きかも…

真面目に歌詞を読み解くとちょっと辛いが、I got angels guidin' my steps, guardin' my life from now until deathと言ってるようにオレにとってもお守りのような曲だった、きっとこれからも

 

DJとAttentionはこんなに聴いてたんだという素直な驚き、Queendomはレドベルへの気持ちが最高潮に達した4-5月、何を聴くにしてもまずQueendomから聴いてたからだと思う。DJは本当にかわいかった、ジャジーで少し大人になりたい背伸びする気持ちになって、でも懐かしい遊び心も思い出されて、Loyle Carnerより聴いてると思ってた。これは完全にガーデンホールに行って見たおかげ。ほんとうに生でみる大事さを思い出させてくれるライブだった。曲に気持ちが乗るとリズムに乗る以上のなにか生きる意味を思い出させてくれるの。

AttentionはなんかSpotifyがいろんなアルバム1巡したあとによくかけてくれてたような、ずっと言おうとしてて忘れてたんだけど、Lollaplazaのヘインのここが忘れられないの…!OMGの2サビ終わりのところ、光に向かって目を細めることなく正対して髪をかき上げるこの一瞬が本当に忘れられない、愛しさと切なさの同居する顔、もうすぐ曲が終わってしまうこの1シーン。どんなに時間をかけてももうオレが人生でこの表情をすることはないだろうな、という断絶さがはっきりとわかって好きだ。
BROCKHAMPTONとpH-1は気づいたら聴いてるんだと思う。

最近はこんな感じ

 

今年1年、特に後半は記憶が定かでないことが多く、波風が立っていないようでなのに隙間風に思わず寒気を覚えてしまうような感じだったけど、断片的に思い出す、きっとこれからも坂道で悪態をつきながら歩いたことや、雨の中小走りで駆け抜けた道、閉店後のテラスに入ってダラダラしたこと、初めて他人にカラオケ行こ・・と言ったこと、あたふたしながら風邪用の食べ物を持ってダッシュしたこと、人の布団で寝る方が自分の布団で寝るより安心して、何も考えず気を失ったように寝てしまうこと、献血をしてフラフラになったこと、生涯忘れられないジャージャー麵に出会ったこと、他人と仲良くなる瞬間の転げ落ちそうなくらいの会話の始まり、全部が、それは受け入れるということのようであり、事象との完全な区別のようであり、私を私たらしめてくれるすべての要素になっていて、その感謝がもうすべてなんだ。

 

来年はそうね、さみしいときはいつでもいって 247営業してます 忙しいのも知ってるし 僕は待つのも嫌いじゃない

みたいな感じでいようと思う、普通であるかのように普通じゃなくいたい、私が私でいることに安心して、その安心さが一緒にいるあなたに少しでも伝わって、夏の木陰に座った時にさっと吹くそよ風のような心地よさを感じてくれれば。